入滅
仏教用語で、滅度(めつど)・寂滅(じゃくめつ)ともいい、サンスクリットの「निर्वाण」(Nirvana、ニルヴァーナ)の訳、煩悩の炎が吹き消えた状態、宗教的解放を意味する解脱のことである。大峰山の修行は修羅の行といわれその先に菩薩・仏とあり、ここで解脱をせず、有頂天になっていると、またぞ地獄・餓鬼・畜生と輪廻する。環境や周りの評価や外的な要因に動かされることなく、常に初心基本である事。即ち入滅は何もなかった心、初心にあるものである。即ち小手先の技を習得するのでは無く、基本を極める事こそが山伏修行でも極めて大切な事である。人はそれぞれに本質本源が在りそれを極める事である。本質本源を無視することは無理が発生します。自然ではないということであります。それは、成就をしないという事であります。
「涅槃」「泥洹(ないおん)」などとも音写される。また、老荘思想の重要概念語「無為」と訳されることもある。
よって、「入滅」とは、そのような境地に入ることをいう。

ただし、完全な解脱は肉体の完全な消滅、つまり「死」によって完結することから、「入滅」とは、宗教的に目覚めた人が死ぬことをも意味する。

一般に仏の死亡は入滅といい、高僧の死亡は遷化というが、特に宗祖の遷化を入滅と表現することもある。
煩悩  六道輪廻 九品往生 波羅蜜 四苦八苦 四念処 空・無 入滅 37道品 両界  金剛界  意馬心猿 十二因縁  サンスクリット  節分 干支 二十四節気 梵字 三学 自灯明・法灯明 猊下 四諦 敬讃 胎蔵界・金剛界 意馬心猿 十二因縁 節分 六道修行 解脱  庚申 初午 戒・定・慧・解脱  十善戒 阿闍梨